ムカデに噛まれると激しい痛みで慌ててしまいますが、正しい応急処置を知っていれば安心して行動できます。ここでは、ムカデに噛まれた場合の処置方法、間違えやすいヤスデとの違いをわかりやすく解説し、予防策や駆除方法までご紹介。
これを読めば、ムカデに噛まれた時の対処に迷わずに済むので、ぜひ最後まで役立つ情報をチェックしてくださいね。
ムカデに噛まれたらまずは応急処置!
ムカデに噛まれたらまずは落ち着いて正しい応急処置を行うことが大切で、ムカデの毒は熱に弱いため43度前後のお湯で患部を10分から20分間温めます。冷やすと逆効果になるので避けて、温めたあとは消毒と抗ヒスタミン剤の軟膏を塗るのが効果的です。
症状が悪化する、呼吸困難やめまい、発熱などの異常が見られた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
正しい対処法を知っていれば慌てることはないので、落ち着いて応急処置・医療機関の受診を行ってください。
ムカデ噛傷の症状悪化に気を付けるポイント
ムカデに噛まれたら通常は患部の激しい痛みや赤み・腫れが数時間続きますが、翌日以降にかゆみやしびれが現れる遅延型の反応もあります。特に注意したいのは稀に起こるアナフィラキシーショックで、激しい蕁麻疹や呼吸困難・めまい・吐き気などが現れたら速やかに医療機関へ。
過去にムカデに噛まれたことがある人は免疫反応が強く出る場合もあり、注意が必要です。小さな子どもや高齢者、免疫力の低い方は特に症状の変化を見逃さず、異変を感じたときは早めの受診を心がけましょう。
小さいムカデも危険?
ムカデは小さいからといって油断せず、実は小さいムカデでも成虫と同じ成分の毒を持っているため噛まれると激しい痛みを伴います。体は小さいですが悪寒・頭痛・吐き気やアレルギー症状を引き起こすこともあり、噛まれた際の危険度は決して低くありません。
特に小さいムカデは家の中で見つかることが多く、その周辺には親や兄弟が潜んでいる可能性もあります。ムカデを見かけたら無理に触らず、安全な駆除方法でしっかりと対策をして予防策を知ることも重要です。
ムカデとヤスデの違いをチェック!
ムカデとヤスデは色も見た目も似ているため間違えやすいですが、明確な違いがあります。ムカデは体節ごとに1対の脚があって平たく体長も大きめで、動きも速く肉食性で鋭い顎を使って獲物を捕らえ、毒を持つため噛まれると激しい痛みを伴います。
対してヤスデは体節ごとに2対の脚があって体は丸みを帯び動きはゆっくり、主に腐葉土や落ち葉を食べる草食性で毒は持ちません。ヤスデは防御のために臭い液を出しますが人体に害を及ぼすことはなく、体の特徴や動きの速さ、脚の数で見分けると安心して正しい対策を取ることができます。
ムカデを見つけた時の駆除方法
ムカデを見つけたら専用の殺虫剤を使って駆除するのが一番簡単で効果的ですが、ムカデ専用を常備している家庭は少ないかもしれません。市販のムカデ専用スプレーは数秒間しっかり噴射して動きを止めてから処理しますが、小さい子どもやペットがいる家庭は冷凍スプレーがおすすめ。
殺虫剤がない場合はトングやガムテープで捕まえてバケツなどに入れ、50度以上の熱湯をかけて退治、死骸は密閉袋に入れて廃棄します。室内で見失ったときは燻製剤で隠れたムカデまで駆除できますが、使用後は換気をして家電を保護しましょう。
ムカデ対策のおすすめ方法
ムカデ対策のおすすめの方法は、複数の対策を組み合わせることがポイントになります。ムカデの侵入口である玄関や窓の隙間、床下、排水溝の点検、殺虫剤や忌避剤を準備しておき、ムカデ専用スプレーを侵入経路に定期的に散布すると予防につながります。
また、庭や家の周辺を清潔に保ち、落ち葉や枯れ枝を取り除いてムカデの住処を減らしましょう。家の中は定期的な換気や除湿器などで湿度を下げることによって、侵入防止に役立ちます。
ムカデが好む環境とは?
ムカデは湿度が高く、暗くて狭い場所を好み、庭では石の下や落ち葉の中、植木鉢の裏などが定番の住処です。家の中では洗面所・浴室・トイレ・キッチンなども水回りが特に狙われやすく、これらの場所は湿気がこもりやすくムカデにとって最高の環境。
また、ムカデはエサになるゴキブリやクモがいる場所に多く潜んでいるので、湿気・暗さ・エサが揃った環境を好みます。気温は15度から18度以上の暖かい場所で活発になり、夜行性のため暗い方が安心して動くのです。
ムカデ被害が増える季節
ムカデ被害が増える季節は主に春から秋にかけてで、特に5月から6月、そして9月から10月にかけて被害が増加します。この時期はムカデが冬眠から覚めて活発に動き回る繁殖期にあたり、エサを求めて家の周辺や室内に侵入しやすくなります。
梅雨の高湿度や暖かい気候はムカデの活動に最適な環境をつくり、夜間の活動も盛んです。秋には子ムカデも成長して単独で行動を始めるため、被害がさらに増える時期となります。そして15度以下になるとムカデは冬眠へ入り活動が鈍るため、被害は減少していきます。
つがいでいる?
「ムカデはつがいでいる」という話をよく聞きますが、基本的に単独で行動する生き物です。繁殖期の春から初夏にかけて、オスがメスに精子の入ったカプセルを渡すために一時的に近くにいることはありますが、交尾は行わずその関係は非常に短期間なのです。
また、子育てをするメスが卵や幼虫を守るために近くにいることから、親子のムカデが一緒に見られるケースもあります。このように子育て以外は単独行動が基本なので、同じ場所に複数いる場合はムカデにとってとても環境の良い場所なのかもしれません。
まとめ
万が一ムカデに噛まれたら、43度前後のお湯で温め、軟膏を塗ることが基本の応急処置ですが、悪化する前に医療機関を受診しましょう。ムカデは基本的に単独行動で湿気や暗い場所を好み、春から秋にかけて活動が活発化します。
ムカデが好む場所や環境を理解してしっかり対策し、もし見つけた場合は安全な駆除方法で排除することが被害防止のポイントになります。


